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New自伐型林業のすすめ(全国林業改良普及協会)

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自伐型林業をはじめて3年目の22歳の谷岡さん。親とともに祖父の山に入り、研修を重ねながら自伐型林業に取り組む青年だ。
「この山林は、百年の大計を建て死力をつくし、戦い抜いた苦心の賜である」その手に握りしめられているのは、祖父の遺言だった。

谷岡さんをはじめ、自伐型林業に取り組み始めた人たちがそれぞれの想いやきっかけ、苦労を綴った『New自伐型林業のすすめ』が全国林業改良普及協会から発売された。

この本の編著は当協会代表の中嶋健造。「New自伐型林業」の定義について、まえがきでこう記される。
「New自伐型林業とは、山林所有の有無、あるいは所有規模にこだわらずに、森林の経営や管理、施業を自ら(山林所有者や地域)が行う、自立・自営型の林業であり、限られた森林が所在する地域で暮らし、その森林を永続管理し、持続的に収入を得ていく林業です」

なぜ「New」なのか。これまでの自伐林業の主体は山林の所有者だった。山を所有する人がみずから木を伐り、搬出をして販売する。「New自伐型林業のすすめ」に紹介される方々のフィールドは、必ずしも自分が所有する山林ではない。集落が所有する山を永続的に管理する「吉里吉里国」(岩手県大槌町)、お寺の門徒方との共有林で環境保全型林業に取り組む「サンゴと森の救援隊」(高知県土佐清水市)、そして地方自治体の山林など、全国10のさまざまな事例が集まっている。

「現在、New自伐型林業は個人やグループで展開している事例が多いですが、森林組合や林業事業体でも展開できます。New自伐型林業は、林業の担い手誰もが取り組める、古くて新しい林業手法であると考えています」(中嶋)

この書籍を通じて、各地が学び合い、全国でさまざまな形の自伐型林業が展開されていくことでしょう。

■『New自伐型林業のすすめ』(全国林業改良普及協会)
http://amzn.to/24B192g

【内容概要】
家族、グループ、集落で。自立・自営型林業スタイル登場!

 New自伐型林業とは、山林所有の有無、あるいは所有規模にこだわらずに、森林の経営や管理、施業を自ら(山林所有者や地域)が行う、自立・自営型の林業であり、限られた森林が所在する地域で暮らし、その森林を永続管理し、持続的に収入を得ていく林業です。
 本書では、各地のNew自伐型林業の実践者や町村による支援例を紹介しています。また、自らのレベルに合わせてコストを掛けないで材を搬出するための道具と技術を紹介しています。

【本書に登場する自伐型林業】
■グループによる自伐型
・自伐林業研修修了生で自伐型林業チーム起業
・住職と門徒方で取り組む

■個人による自伐型
・Uターンで会社設立、地域の山を間伐
・養成塾でゼロから学び、10代でスタート

■個人による自伐+副業型
  ・自伐+副業で独立定着
・百業型林業―自伐と自家製材、林内栽培

■集落による自伐型
・津波後の森で集落営林組合設立

■自治体による自伐型林業支援
・自伐林家等支援事業-U・Iターン者定着
・間伐材買取費用補助-自伐集材を後押し
・薪ボイラー需要-自伐生産者を牽引
・自伐型林業支援-町に仕事創出

【編著者】
中嶋健造(なかじま・けんぞう)
NPO法人土佐の森・救援隊理事長

NPO法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会代表理事
(http://jibatsukyo.jimdo.com/)
1962年生まれ。高知県いの町在住。2003年、NPO法人土佐の森・救援隊設立に参画。山の現場で自伐林業に驚き興味を持ち、地域に根ざした自伐型林 業の可能性を確信。「自伐型林業+シンプルなバイオマス利用+地域通貨」を組み合わせた「土佐の森方式」を確立させ、森林・林業再生、中山間地域再生、地 域への人口還流等のために、自伐型林業および土佐の森方式の全国普及にまい進している。

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