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東京都青梅市で自伐若手が集う 「伐りすぎるぐらいなら無理して補助金をもらわないこと」

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 自伐協が力を入れている若手育成で、講師の岡橋清隆さん(清光林業)と中嶋健造代表が東京都青梅市の中島林業を訪れました。その模様を映像にまとめてお届けします。

【3.23 自伐型林業若手合宿in青梅 (約13分)】

(撮影・制作:上垣喜寛)

 (改めて言いますが)自伐型林業は自分で伐倒し、造材して、搬出、出荷する林業です。永続的な林業経営を目指すため、将来に木を残さないような切り過ぎは当然禁物。「間伐」という名の過度な伐採が広がっていますが、その背景には国の補助金制度とそれを適用する都道府県の審査が関係してきます。

 関東で数少ない自伐林家の中島さんは、まさにその渦中にいます。前日のシンポジウムでは、森林経営計画を立てている山で補助を受けるために、「3割間伐といいながら、念のため(10本中)4本伐っておくようにと言われます」と現場の悩みを吐露していました。

 講師の岡橋さんや当協会の中嶋は、無理して補助を受けない方がいいと話しています。また、岡橋さんのアドバイスは、全国で見られる劣勢木から伐るような機械的な伐り方とは違う間伐の方法です。風から山を守るためには、劣勢でも木を残したほうがいいという話です。

 なんとか手入れをしたいと焦っているような山林所有者は、ぜひ見てもらいたいです。無理に伐らず、山に木を残すような林業をして、次世代に山をつないでいただけるよう願っています。(事務局)

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■ただいま放送中!3月22日開催のシンポジウム「自伐がつなぐ林業新時代」
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