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自伐協連携の「Sデザインファーム」が「ウッドシティTOKYOモデル建築賞」奨励賞を受賞

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自伐型林業推進協会がシェアしている事務所「松濤ラナイ」が「ウッドシティTOKYOモデル建築賞」で奨励賞を受賞しました。自伐型林業を応援し、活動をともにする建築設計事務所「Sデザインファーム」が設計したもので、本日1月29日(火)・30日(水)に開催される「WOODコレクション(モクコレ)2019」でもパネル展示が行われる予定です。

受賞したシェアオフィス「松濤ラナイ」は、個室4部屋と共同デスクからなる空間で、その特徴はレンガが積み重なったように並んだ木材の壁で囲まれているところです。幅200mm、高さ70mm、厚み15mmの木材を積み上げられ、その数は5,800個にもなります。

使われているのは国産材。それも自伐型林業に積極的に取り組んでいる鳥取県智頭町の杉です。原木から製材した時に残ってしまう木材を有効利用した無垢材です。接着剤を利用せず、ビス止めをしているため、解体すれば再利用も可能な環境配慮もされています。

同社代表の鹿内健さんは、単に「国産材」を利用するだけでなく、無垢材をどう活用するか、誰でも簡単に木を使えるデザインはないかを当会に何度も相談をしてくださいました。

「山を健全な形で持続させるために、未利用部も有効活用し、山林所有者と林業者にお金を還元できれば、新しい林業家の育成に山を持続可能に保全することができると思います。日本の貴重な森林資源を後世に残すことができるような山の持続性を考えたデザインをこれからもしていきたいです」と鹿内さんは話します。

鹿内さんのように、自伐型林業のビジョンを共有する建築家や企業から「どうやったら協力できるか」という声も頂くようになりました。もっと共鳴してくれる方々と協働していけるよう、当会も活動を続けていきたいと思います。自伐とともにある「松濤ラナイ」。ぜひ見に来て、持続性のある木の利用と自伐型林業を感じてみてください。

問い合わせ先:自伐型林業推進協会(代表) 03-6869-6372

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